菊花の香り 世界でいちばん愛されたひと

ある日、大学新入生のイナは地下鉄でヒジェを見かける。すれ違いざま、彼女の髪からさわやかな菊の香りを感じてイナの心はときめく。歴史研究会のサークルで、彼は、ヒジェと再会し胸踊らせる。ヒジェはサークルの会長であり、イナの先輩にあたる学生だった。夏のある日、憧れのヒジェとふたりきり、船上で金色に輝く空と海を見つめるイナは幸せだった。島の海で、溺れかけたヒジェを助け、愛を告白するイナ。時は流れ、ヒジェは卒業後、デザイナーとして活躍し、恋人と婚約する。イナは兵役につき、厳しい訓練を受けている。その頃、ヒジェは交通事故で婚約者と両親を失い、自身も大怪我をしたのだ。兵役から戻り、ラジオ番組のプロデューサーとなったイナは、ヒジェへの想いを、聴取者からの葉書という形に偽り、毎週ラジオで流す。そんなある日、先輩のジョンナンから、ヒジェと直接向き合うよう背中を押される。生きる意欲をなくし、食事もとらないというヒジェの家の前に、彼女の好きな町中のヨーグルトを積み上げるイナ。「何故私を愛してるの?」と聞くヒジェに、イナは「君だから。…君の命に感謝している」と答える。その言葉に、とうとう彼女の閉ざされた心は開く。幸せな結婚生活が始まった。3年後、ヒジェが妊娠した。そんな冬の日、ラジオ番組にペンネーム「紙の国」という女性から葉書が届く。それは、胃ガンで余命数ヶ月と宣告された妊婦が、病気を夫には告げずに、子供を産もうと決意したという内容だった。「紙の国」はヒジェだったのか!こうして、ヒジェの病気に気づかぬふりをした、深い愛に満ちた生活が始まった。胎内の赤ん坊を守りきるために、ガンの治療を拒否し、何があっても残された時間を生き抜こうとするヒジェ。イナは休暇を取り、残された時を思い出の島で二人だけで過ごすことを決意するのだった。
公開日
2004年10月16日(土)
監督
イ・ジョンウク
脚本
イ・ジョンウク
撮影
イ・フゴン
音楽
ムン・デヒョン
出演
チャン・ジニョン パク・ヘイル ソン・ソンミ キム・ユソク チョン・ウナ
製作年
2003
製作国
韓国
原題
SCENT OF LOVE
上映時間
109

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